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図15 第三次試作の碁石

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図15 第三次試作の碁石


図16 第三次試作品で盤上の石を触知している様子

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図16 第三次試作品で盤上の石を触知している様子

4−3 第三次試作

第二次試作の評価結果を受けて、ディテールの修正を行い量産化に向けた第三次試作に着手した。量産化試作として、碁盤と碁石の両方を射出成型にて製作するべく検討を行ったが、需要予測から碁石のみを射出成型とし、碁盤はNC加工で製作したパーツを組み立てる第二次試作と同様の工法とすることとした。碁石を射出成型とすることから、成型後の樹脂引けを防ぐために真鍮の円盤を封入成型し肉厚の均等化を図った。これにより、碁石の重量が45gfとなり、現状碁石の標準的な重量に近づいた。また、碁石側面にわずかに段差を付けることにより、碁盤面から碁石を抜き取りやすくした。碁石素材にはポリカーボネートを使用した。(図15)

碁盤は、天元と星の位置に設けた45度の斜凸線は碁石の半径とし、穴周囲に黒のリングを設けて視認できるようにすることでより通常の碁盤の外観に近づけた。

第三次試作は2009年5月に静岡で開催された「世界アマチュア囲碁選手権戦静岡大会」にて展示公開し、関係者の評価を得た。射出成型用金型設計の微妙なディテールの違いから、ピン先端の丸みや、凸線と溝との公差、テーパーなどが影響し、第二次試作よりも盤上の碁石が動きやすいというマイナスの評価を受けた。


 

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