報告|REPORT

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住み続けプロジェクト第1報 軽度認知症者の自立を支援する生活家電の開発

Project for continuous living in own house, vol. 1
Development everyday technologies to assist independent living for persons with mutual cognitive impairment


大田 尚作

OTA, Syosaku Professor, Department of Product Design, School of Design


相良 二朗

SAGARA, Jiro
Professor, Department of Product Design, School of Design


向井 昌幸

MUKAI, Masayuki Associate Professor, Department of Product Design, School of Design


見明 暢

MIAKE, Nobu Assitant Professor, Department of Product Design, School of Design


田頭章徳

TAGASHIRA, Akinori Assitant, Graduate School of Arts and Design


種村 留美

TANEMURA, Rumi Professor, Graduate School of Health, Kobe University


レナ・ボレル

Lena Borell Professor, Karolinska Institute, SWD



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1. 研究目的

超高齢社会においても、誰もが地域社会の中で生き活きと継続して暮らせる社会づくりが求められる。高齢者と家族の生活不安の一つは認知症になることであり、認知症が進行すれば自宅での生活をあきらめざるを得ないことが多い。認知症は進行性の記憶障害を伴う脳の病気であり、診断が確定されるまでに前段階としての「病的もの忘れ」が見られる。また、新しい手順を学ぶことができず、状況の変化に応じた判断を要する行為ができなくなる。このようなことから、鍵の掛け忘れや台所などでの火の不始末といった問題行動をとることが生じ、防犯、防災上の観点から行為が禁止されることがある。しかし、自立行為を中止してしまうことは廃用やストレスにつながり、病気の進行を早めてしまう結果になる。また、地域社会の中でも、約束が守れないといった問題行動が原因で孤立しやすい。

本研究は、記憶障害に起因する問題行動の発生を防ぎ、軽度認知症者の自立生活の安全を見守り、行為を促し、生活を支えるITシステムの構築を目的としている。また、現代の生活は家庭電化製品に支えられているといっても過言ではなく、家庭電化製品を使用できなくなることは自立生活が脅かされることにつながる。このため、日常生活で使用する家庭電化製品(以下、生活家電という)の使用実態調査を行い、軽度認知症者にも使い続けることが可能な生活家電の在り方について研究を行うことを目的としている。


 

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