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3−3 平成20年度の取り組み

最終年度である平成20年度には、「播州織工房館」の中にギャラリースペースを併設した。工房館の一部を再度改修して、主スペースの南側正面に実演可能な織機(写真42)を設置すると共に、物置に使用していた部分の壁と床をきれいにして、手織り織機やパネル展示を行うことができるスペース(写真43)を設けた。ギャラリースペースオープン時の展示物としては、西脇市郷土資料館の協力を得て播州織の制作工程や歴史資料をモチーフとした写真パネルを制作した。

写真42 実演可能な織機

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写真42 実演可能な織機

写真43 展示スペース

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写真43 展示スペース


また、工房館の大きな主スペースは、催しの無い時にはやや茫漠とした印象を与えがちであったため、その中央に展示機能を備えた大テーブル(写真44)と椅子(写真45)を設置することとした。テーブルは約1.8m×7.2mの大きなもので、不定形な穴を所々に設けたアクリル板の下に、生地見本としての播州織を敷き詰めたものである。それ自体が様々な小物の展示台として機能するだけでなく、半透明の板を通して播州織の多様な色柄を眺めながら、その上でお茶を楽しんだり、穴の部分では生地の感触を確かめることもできるようにした。椅子は半端な布や古い布を利用した「裂き布」や織物工場で捨てられている耳糸を再生利用した「カタピラ糸」を素材として、手織り机上織機で制作された布を背面に用い、季節やイベントに応じて色柄を取り替えられるようにした(*4)。

写真44 大テーブル

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写真44 大テーブル

写真45 椅子

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写真45 椅子


    

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椅子のデザインと制作には、神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科助手で家具工房「wood+iron works2ほんの木」の泊里涼子氏、西脇在住の織物コンサルタント竹内茂樹氏の協力をいただいた。