報告|REPORT

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大学を核とした地場産業ネットワークシステムの構築に関する実験的研究
兵庫県の地場産業を対象として

Research in the construction of local industrial network system as a study work within the core of the university With the local industries in the Hyogo Prefecture.


相澤孝司

AIZAWA, Takashi        
Professor , Department of Product Design, School of Design


赤松武寛

AKAMATSU,Takehiro    
Honorary Professor


市野元和

ICHINO,Motokazu         Professor , Department of Plastic Arts, School of Progressive Arts


友定聖雄

TOMOSADA, Masao       Associate Professor , Department of Plastic Arts, School of Progressive Arts


安森弘昌

YASUMORI, Hiromasa     Lecturer, Department of Plastic Arts, School of Progressive Arts


佐野浩三

SANO,Hirozo             Professor, Department of Product Design, School of Design


曽和具之

SOWA, Tomoyuki         Associate Professor, Department of Product Design, School of Design


野口正孝

NOGUCHI,Masataka      Professor , Department of Fashion and Textile Design, School of Design





1.はじめに

兵庫県には、事業規模の大小を含めて約3,800社の地場産業が存在する。現在まで本学と地場産業との連携は、受託研究、デザイン指導、製品開発、ワークショップ、講演会などであった。しかし、これらの連携は、特定の産地と一元的または一過性であり、継続的かつ複数の産地を対象とした連携は少数であると思われる。

本研究では、大学を核とした複数の地場産業間との連携の機会を継続的に提供できるネットワークシステムの構築を行うために兵庫県下の地場産業に出向き、聞き取り及び生産現場の調査を行った。調査対象とした地場産業は、現在までの連携実績等を考慮し、淡路瓦産業・豊岡市鞄産業・多賀郡加美地域杉原紙・神戸家具・西脇市播州織・丹波立杭焼とした。

また、デザイン系大学における地場産業との共同研究及び連携事例の聞き取り調査を行った。今回調査対象とした大学及び地場産業は、北海道東海大学と旭川の木工産業、長岡造形大学と洋食器産業、富山大学と高岡伝統工芸、九州大学と九州大川家具産業である。

研究の結果、調査を行った兵庫県の地場産業の中で淡路瓦産業は、本研究の趣旨賛同により、本学学生と産地が連携し、瓦素材を用いた生活雑貨などの試作品を産地ギャラリーにて展示発表することができた。これら一連の過程は、地場産業と大学との継続的な連携実績のケーススタディーとなっていく可能性を有している。

また、前出4大学における地場産業との連携事例では、全ての地元行政が積極的に地元大学の連携事業を支援しており、産官学による地場産業をバックアップする体制が整いつつあることが分かった。


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