おわりに

「小規模作業所等新サービス体系移行推進研修プログラム」で私たちは、デザイン・アート分野と福祉分野を連携させ、作業所の自主商品の指導、それらを効果的に見せる販売計画などを行なった。本事業を通じて、作業所側からは、デザインやビジネスの重要性が理解できた、作業所間の連携により情報交換ができ販売経路や材料調達の可能性を見出せた、との意見があげられた。また、学生たちからは、自分たちのデザイン企画が作業所のモデルとなることで楽しかった、連携でのモノづくりの面白さや大切さが理解できた、などの意見があげられた。

企業や一般来場者からも、作業所の自主製品の品種の多さと特徴が理解できたと好評を得ることができた。しかし、ビジネスに結びつけるには、多くの課題があることも事実である。

本事業で、私たちは、ビジネス化という目的に向けて、互いの利点を共有し合い、より多くの人たちがよりよい生活を営むことができる新たな社会システムを構築しようと試みた。

本事業が、ユニバーサル社会を創るきっかけとなることを期待するとともに、今後もアート・デザインを通じて、企画提案していきたいと考える。

注・引用文献

*1―
「きょうされん」は、その前身を共同作業所全国連絡会(略称・共作連)として1977年に結成された。結成の目的は、国に対する全国規模での要求運動を展開していくことであり、各地の共同作業所づくり運動の経験を深め合うことにある。
参考文献:
・参考文献1
[小規模作業所等新サービス体系移行推進事業報告書2007]、 兵庫県社会福祉事業団、 総合リハビリテーションセンター 能力開発部就労促進担当 小山美代
http://www.hwc.or.jp/noukai/pdf/sagyousyo_houkoku.pdf
・参考文献2
小規模作業所の現状とこれから−兵庫県の取組む小規模作業所等新サービス体系移行推進事業から見えるもの−、 兵庫県社会福祉事業団、 総合リハビリテーションセンター 能力開発部就労促進担当 小山美代

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