図4-1-1 てらいけプロジェクト現況(google earth)

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図4-1-1 てらいけプロジェクト現況(google earth)


図4-1-2 てらいけプロジェクト模型(作成:齊木研究室、2007)

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図4-1-2 てらいけプロジェクト模型(作成:齊木研究室、2007)


図4-1-3 てらいけプロジェクトアクソメ(作成:齊木研究室、2007)

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図4-1-3 てらいけプロジェクトアクソメ(作成:齊木研究室、2007)


図4-1-4 てらいけプロジェクトCG(作成:齊木研究室、2007)

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図4-1-4 てらいけプロジェクトCG(作成:齊木研究室、2007)


図4-2 てらいけプロジェクトアンケート(作成:齊木研究室、2008)

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図4-2 てらいけプロジェクトアンケート(作成:齊木研究室、2008)

4 てらいけプロジェクトの実践

最終工区「てらいけプロジェクト」(約10ha)は、「ガーデンシティ舞多聞」の西端部に位置し、2009年度着工、2012年度内の造成完了を予定している。また、てらいけでは、みついけ同様に、「ゆとりある敷地面積」「住民間の土地の共有意識」を目的として、定期借地権制度が採用される予定である。現在、神戸芸術工科大学と都市再生機構では、「みついけ」「みついけ南」の経験を生かした、「てらいけ」の「コミュニティデザイン」「スペースデザイン」「エリアマネジメント」の実践について、検討が進められている。(図4-1-1、4-1-2、4-1-3、4-1-4)

4−1 てらいけプロジェクトのスペースデザイン

4−1−1 みついけの経験を生かす

都市再生機構と神戸芸術工科大学は、てらいけの実践については、「みついけの経験を生かし、みついけ以上のクオリティを確保」を目標として、検討を進めている。2007年度は、主に、既に都市計画決定している道路線形に基づいた、てらいけの画地割について検討された。

(1)ゆとりの確保

みついけでは、隣地からの後退距離を、協定では1mとしたが、住まいづくりに際しては、ガイドラインで定めた2m確保を求めた。しかし、間口が10m前後の画地では、有効間口が6mとなるため、ほとんどがガイドラインをクリアできなかった。特に、この傾向は、ハウスメーカーによる事例で顕著に見られた。そこで、てらいけでは、「ハウスメーカーでも建てやすく環境の質を上げられる土地形状」を目標に、間口15m確保を提案した。

間口15mを確保すると、隣地境界からのセットバック2mとした場合、外壁仕上げ面を含めた有効間口は11m、壁芯あるいは柱芯で見た場合は10m強となる。この間口広さは、ハウスメーカーの標準的な製品(間口=5間≒9.1m)であっても対応可能な数字となっている。

ただし、画地の奥に行くに従い狭まる画地の場合は、15m以上の間口の確保が必要となる。これは、ハウスメーカーの製品が概ね長方形を主としているため、このような形状の画地の場合、隣地境界からのセットバック2mを確保することが困難となるからである。

ハウスメーカーによる住まいづくりは不可避であるため、てらいけでは、ハウスメーカーとの連携が求められている。

また、ユーザーに対しては、「敷地の形状や立地に合った住まいづくり」を、公開講座でみついけプロジェクトの事例を採り上げながら、紹介していく必要がある。

(2)画地割案完成

てらいけの画地割計画に際してのその他の検討課題としては、「購入しやすい面積の確保。(価格との兼ね合い)」「今の環境からの飛躍を感じさせ、購入意欲を起こす環境を提案」「クルドサックやコモンを用い、旗竿の解消を試みる(私道の所有形態は要検討)」「「ゆとり」プラス「安全性」を考慮」「隠れる場所をつくらないようにする」といった項目が挙げられた。

以上の検討課題を考慮し、画地割計画を行った結果、画地数は151戸となった。

(3)住まいづくりの検討

てらいけでも、みついけ同様に、「敷地と一体化した住宅計画」を検討した。ここでは、みついけの住まいづくりの事例の中で、齊木研究室が設計をサポートした、立地条件、画地形状、述床面積の異なる4事例を採り上げ、それらを図面上のてらいけの各画地に配置し、建築の有効性、通りやコミュニティの表情を確認した。

(4)緑地をコアとしたコミュニティ形成

てらいけでは、既に東側斜面地を利用した緑地が一ヶ所設けられることが、都市計画決定している。齊木研究室では、これに加えて、南北を軸に3か所の小規模な緑地を設け、この緑地をコアとした3つのコミュニティを形成することを提案した。

4−2 てらいけプロジェクトアンケート調査

2008年1月、てらいけプロジェクトのニーズと入居希望者、てらいけで採用予定の定期借地権制度のニーズの把握を目的とした、アンケート調査が実施された。アンケートには、研究室作成による、てらいけの提案パンフレットを同封した。パンフレットには、齊木研究室が提案したてらいけスペースデザインをビジュアル化したものを中心に、プロジェクトの概要、みついけの歩み、みついけを事例とした定期借地権に関する情報、等を掲載した。

調査対象は、「ガーデンシティ舞多聞」周辺の既存の住宅地約4万4千世帯、「舞多聞倶楽部」会員約1,600世帯、その他の計約4万6千世帯とし、約320世帯からの回答を得た。関心度を測る項目においては、「今すぐ住みたい」(60世帯)、「いずれ住みたい」(168世帯)、計228世帯と、一定のニーズがあることが確認できた。また、定期借地権に関する項目では、「定期借地権希望」(145世帯)、「一般所有権希望」(128世帯)と、定期借地権にも半数以上のニーズがあることが確認できた。(図4-2)


 

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