4 まとめ

 以上の調査および実践活動により、御前浜という場所が備える空間的・生態的なさまざまな特性が明らかになり、しかもその特性をさらに活性化する実験についても一定の収穫があったと考えられる。
 現在、御前浜に対する兵庫県阪神南県民局による整備計画の策定も進んでおり、われわれも、その一環で開催されるワークショップ等に関与している。今後は本稿で報告した成果等を生かし、御前浜という空間の活用についてさらに研究や提案をおこなうとともに、都市における公共的空間の意味についての考察を重ねていきたい。

注・引用文献

*1― 本報告の内容は兵庫県阪神南県民局からの依頼を受けた(株)生活環境文化研究所からの受託研究として2004年度および2005年度に行った活動の成果をとりまとめたものである。
*2― 高橋理喜男・井手久登・渡辺達三他 【造園学】朝倉書店、1986、p13-14
*3― poms短縮版は、1.緊張-不安:緊張および不安感、2.抑うつ-落込み:自信喪失感を伴った抑うつ感、3.怒り-敵意:怒りと敵意、4.活気:元気さ、躍動感ないし活力、5.疲労:意欲や活力の低下・疲労感、6.混乱:思考力の低下・当惑という6つの尺度で気分の測定が可能。得点が高いほど緊張、抑うつ、怒り、疲労、混乱などのストレスが高いことを示すが、活気だけは得点が高いほど健全な精神状態であることを示す。
*4― 品田穣【ヒトと緑の空間-かかわりの原構造-】東海大学出版会、2004、p125-132

 



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