報告|REPORT

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王家大院における小祠の調査研究

A study on small shrines in Wangjia Dayuan


山之内誠

YAMANOUCHI Makoto
Associate Professor, Department of Environmental Design, School of Design




写真1 王家大院・紅門堡の建築群

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写真1 王家大院・紅門堡の建築群

1 はじめに

 本研究は、中国山西省霊石県に所在する巨大な商家の住宅群である王家大院をフィールドに、住民たちの日常的な信仰の場であった小祠について調査分析を行うものである。山西省には、いわゆる山西商人が築いた広大かつ壮麗な民家集落群が多数存在するが、王家大院はそのなかでも最大規模を誇るもので、清代に栄華を極めた王一族の旧宅である。総面積は45,000平米におよび、大小123もの院落が四合院の複合体として現存している。そして、信仰の場である小祠については、この敷地内の29箇所に分散して配置されていることが今回の調査で確認できた。また、王家大院には、1996年までは住民が居住していたが、現在は山西省の省級文物保護単位となり、中国民居芸術博物館として一般公開されていて、住民はいない。
 なお、筆者は神戸芸術工科大学海外研究員派遣制度により2005年6月16日から9月15日まで北京理工大学に滞在したが、本報告はその際の研究成果である。



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