報告|REPORT

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舞台衣装制作プロジェクトにおける教育効果の報告    ―ミュージカル『シンデレラと魔法の靴』―

Report of the educational effect in a musical theatrical-costumes project with the theme of "The magic of Cinderella shoes"


安田 雅子

YASUDA,Masako  Associate Professor,Department of Fashion and Textile Design, School of Design





はじめに

 神戸市長田区は阪神淡路大震災で壊滅的被害を受け、今なお復興途上にある。その中で、長田の街づくりを支援するため、長田区在住の音楽家たちが継続的にコンサート活動を行っている。長田区役所も都市再生の戦略として「音楽のまち長田」を推進している。また長田区は靴が地場産業であり、「靴のまち長田」をテーマに街づくりがなされている。このような背景を踏まえて、震災復興記念事業「震災10年神戸からの発信」のひとつとして、2005年11月、ミュージカル『シンデレラと魔法の靴』が上演された。
 本企画は、音楽家、靴メーカー、区役所が協力、「音楽と靴」の文化的融合を図り、音楽、産業、行政、地域、さらには大学との連携プログラムの中で、地域の文化と産業の発展を願い、復興支援として実施されたものである。本学の役割は、ファッションデザイン学科が衣装制作を、プロダクトデザイン学科が舞台装置制作を担当した。衣装制作では、1年生から4年生までの学生有志31名が参加し、舞台衣装制作プロジェクトを結成した。
 本報では、音楽と衣装制作という初めての取り組みや異なる分野の方々とのプロジェクトの中で、本学科の学生たちがどのように衣装制作に取り組み、感じたのか。衣装の監修および制作指導にあたった著者の視点から、本プロジェクトにおける経過ならびに教育効果に関しての報告を行う。


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