3 考察

 本研究において可動式ボディの研究開発を行った結果、以下の知見及び課題が見出された。

3−1 得られた知見

1) 本ボディは、前後上半身の体長と前後肩周囲長の変化は可能となり、前屈、後屈、前屈ひねりの姿勢に対応することが可能となった。可動範囲は前傾斜27°、後ろ傾斜4°、横傾斜11°まで可能であった(写真19)。


写真19 身障者用ボディ可動範囲

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写真19 身障者用ボディ可動範囲

2)11可動箇所(ネックポイントの上・両肩・両腕・背中中央・アンダーバスト、ウエストの上、ウエストの下、中ヒップ・両足付け根の11箇所)を設けることにより、より人体に近い姿勢が表現できた。


3−2 今後の課題


1)肩周囲長以外の部位では厚みの変化は不可能であった。これらを解消するためには、さらに周囲長での分割が必要となるが、操作性が悪化すると考えられるため検討が必要である。
2) 可動性は向上したが、各部位に凹凸が生じ、これらの解消が検討課題である。
3)可動方法が、各部位に対してねじ操作であるため、操作しにくく時間がかかる。これらの解消が検討課題とされる。
4)手動のネジ操作で可動させるため、再現が不可能である。確実に再現できる操作方法を考える必要がある。
5)分割しているボディであること、可動軸にアルミ合金を使用しているなどボディの重量が重く、移動させにくい。これらの解消が検討課題とされる。



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