エコ大国、オーストラリア

 CWは、オーストラリアのブリスベン、北約100kmに位置する。ブリスベン・セントラル駅から、カブーチャー・ライン、サンシャインコースト・ラインと列車を乗り継いで、ランズボローかその先のユードロで下車。残り40kmは車しか移動手段がない。
 私は、今回の取材のコーディネートを依頼した由香理さんにあうため、ユードロに向かった。ブリスベンの街並みが途切れ、大陸的な風景のなかを列車は進む。途中、土砂降りの雨に見舞われたが、ユードロの手前でぴたりとやんだ。無人の改札をでると、亜熱帯の初夏の日差しが少し目に痛い。車で迎えてくれた由香理さんと合流。
 駅前にぽつんと郵便局がある。民営のため文房具なども売っているこの局が受け持つ地域は広範で、10kmほど離れた由香理さんの家には配達がない。郵便物は、ここまで取りにこなければならない。200世帯ほどの人々が、建物の入り口にずらりと並ぶ黒い小さな私書箱まで毎日やってくる。
 車で、由香理さんの自宅に隣接する「ささやく樹」へ向かう。今日の宿泊地だ。大地の起伏にへばりつく田舎道の脇に、ぽつりぽつりと民家が点在している。時折、小さな手作り看板を掲げている家がみえる。「○○セラピー、オープン」「○○ワークショップあります」など、自宅で開業するのがこのあたりのスタイルだという。なかには、自宅のプールで水に浮きながらおこなう「水中指圧セラピー」という変わったものもある。



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