図0-3-1 新・田園都市国際会議(つくば)(写真:斉藤さだむ 2001.9)

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図0-3-1 新・田園都市国際会議(つくば)(写真:斉藤さだむ 2001.9)


図0-3-2 新・田園都市構想 マトリクス

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図0-3-2 新・田園都市構想 マトリクス

0−3 ガーデンシティを日本で提案する

(1)「新田園都市国際会議2001」の開催
 レッチワースの建設開始から100周年を目前に控えた2001年9月10日〜15日、レッチワース財団、つくば市、神戸市、ウエストミンスター大学、そして神戸芸術工科大学が中心となり、全国農協中央会、都市基盤整備公団(現:都市再生機構)、住宅生産振興財団、新聞社、学会、茨城県・兵庫県の支持を得て、つくば市と神戸市で、「田園都市思想」と「レッチワースの100年の経験」に着目した「新・田園都市国際会議2001」を開催した(図0-3-1)。
 会議には、日本国内からの参加者に加えて、アジア・アメリカ・ヨーロッパ・オセアニアの13カ国から述べ1,563名の参加者を得て、様々な時代や地域の都市計画やまちづくりが議論された。多岐に及ぶテーマは「過去に学び、現在を知り、そして未来へつなげる」という3つの側面から整理され、そこでの成果は「新・田園都市コンセプトマトリクス2001」という「新しいデザイン」「新しいコミュニティ」を生み出すための18項目のコンセプトに集約された。

(2)ニューガーデンシティの課題
 「新・田園都市コンセプトマトリクス2001」は「新しいデザイン」を縦軸に「新しいコミュニティ」を横軸にして構成されている。さらに「新しいデザイン」は「自然」「営み」「人間」、そして「新しいコミュニティ」は「地域」「集住とコミュニティ」「家族と家」とそれぞれ3つの要素を持ち、計9つの桝目に18項目のコンセプトによって構成されている。特に「新田園都市国際会議2001」では、これまでのまちづくりで重要視されることの少なかった「営み」と「集住とコミュニティ」に関する項目が、21世紀の「ニューガーデンシティ」の課題だと結論づけた(図0-3-2)。2001年12月、齊木崇人研究室は、これらの成果に着目した都市公団より、「神戸学園南地区(現:ガーデンシティ舞多聞)」のマスタープランの提案策定業務を受託した。



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