研究の目的

1-3 仮説

【映像コンテンツの中のインタフェースデザインには、独特のデザイン評価軸が存在する】
前述したように、未来を予見する映像作品の中に登場するデザインの要素として『ユーザーインタフェース』は不可欠な要素のうちの一つであろうと筆者は考える。将来、機器はどの様な進化を果たすのか‥‥その予測は難しいが、『機器や設備の操作がわかりやすく使いやすいこと』は、今後も、社会からの要請として変わりなく求め続けられるであろう。
ただ、機器はより良いユーザーインタフェースを備えればそれで良い、と単純に片付けられる訳ではない。その機器を使うことで『得られる何か』が備わってはじめて『無くても構わないもの』から『必要不可欠なもの』つまり必需品へと、その存在意義を高めることが出来る。コーポレートメッセージ映像のようなコンテンツでは、この『得られる何か』の表現に重きが置かれている。近未来の社会での実現を期待させるような『魅力』の表現が必要なのである。この『魅力』について、筆者は、機器を使った時に『分かり易いこと・使い易いこと・心地良いこと』をユーザーインタフェースデザインの三大要素として、次期商品のデザインから、10年後の未来を想定しての先行開発デザインにおいても、そしてコーポレートメッセージ映像のためのインタフェースデザインにおいても同じように取り組んできた。
本研究では、この三つの要素の中から、特に『使い易さ』を取り上げ、調査分析を通じて、映像コンテンツの中のインタフェースのためのデザイン評価軸が存在しうるのか、また存在するとしたら一体どんな要素なのかを追求してみたい。



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