5.エコロジカル・ネットワークの構想-提案

写真1-除伐作業(参考)

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写真1-除伐作業(参考)


写真2-植樹作業(参考)

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写真2-植樹作業(参考)

5-2 樹林における行為の代替案

人は、様々な情報から構成される環境から、有用な情報を抽出し、行為を選択する。その行為について、樹林の維持・管理という観点から、 静的な行為、 中程度の行為、 動的な行為、の3段階が想定される(9)

[段階1 静的な行為-放置]
維持・管理を一切しない、残存する樹林の状況を放置する。樹林を観賞等の行為に限定して享受する。

[段階2 中程度の行為-選択的に保存]
基本的には、残存する樹木や草本の構成等を維持ないし育生することを目的とし、弱度の管理を行う(ササ刈り、枯損木の整理)。必要に応じて補植などをする。

[段階3 動的な行為-意図的に更新]
積極的な維持・管理を行う。例えば、植生の更新を目的とする施業(樹木の択抜、皆伐、植林など)、林業副産物等の積極的な利用(椎茸のほた木伐採、椎茸の植菌、炭焼きなど)。

このことを、前章に示した樹林の状況に照らし合わせると、高層の樹林、亜高層の樹林、植栽地(造成緑地)の3つの樹林タイプ別に、行為の可能性が見えてくる。これを整理し、行為の代替案の提案とする(図15)。
上述の3つのコリドーは、平面的には連続しており、また、一様な植生の連続のように理解できる。しかし、各住宅地毎に、それぞれの居住者が選択する行為の違い、管理パターンが変化することで、モザイク状となること、そして、そこに「ゆらぎ」や「多様性」が発生することが期待される。



図15 -樹林タイプ別の行為の代替案

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図15 -樹林タイプ別の行為の代替案


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